小学校に入学すると気になるのが学習面。
「でもまだ小学生だし学校の授業だけで充分でしょ」
なんて思っているご家庭も多いのでは?
わたしもそう考えてたんです。
でもそれは初めての学校公開でくつがえされました。
みんなよく手を挙げて発言し、
好奇心いっぱいで授業に参加していてびっくり。
活気があっていいクラスだなぁと思って息子に目をやると・・
- 教科書○○ページ開いて~と言われても開けない
- プリントノートに貼って~と言われてもひとりモタモタ
- 算数の問題が解けない(他の子はもう終わってる)
すべて先生が手を貸してくれていました。
学校からの帰り道青ざめて歩いたのを覚えています。
でも小さいうちから塾に通わせられる経済力はないしな・・
そう、我が家は双子。
来たるべき高校受験や大学受験に向けて教育費はとっておきたいところ。
中学受験をするわけでもない。
一流大学を狙っているわけでもない。
ただ基本的な学力が身につき、息子が学校で楽しく授業に参加できるくらいになってほしい。
その思いで特別支援コーディネーターだった担任の先生にアドバイスを受けながら3つのことを6年間実践しました。
その3つがこちら。
- いろんな経験をさせる
- 会話をたくさんする
- 勉強習慣をつける
長い道のりでしたが小学校の間にコツコツ継続した結果、
中学生になった今息子の成績は学年200人中20番以内で安定しています。(娘も)
トップ層とまではいきませんが、塾なし自宅学習でここまで成長できました。
小学校6年間の取り組み方で塾なしでも中学、高校の学力を支える土台をつくることができます。
小学校入学を控えているお子さんをもつパパさん、ママさんぜひ最後まで読んでみてくださいね。
双子育児歴14年のおもちです。比較的協力的な夫とのツーオペ育児で感じたこと、双子育児を通して学んだことをかいてます。まだ育児の途中ですが双子育児のノウハウを公開中!
息子がつまずいてしまう理由
息子が教科書の指定されたページすら開けないことにショックを受けたわたし。
後日担任の先生との面談でそのことを相談しました。
すると先生から予想外の答えが返ってきたんです。
「息子さんは聴覚より視覚優位。息子さんがわかりやすい方法で家庭内学習をすすめてみては?」
と言われました。
つまり息子の場合「教科書○○ページ開いてー」と口頭で指示されても聞き逃してしまう。
そういう子は息子以外にも何人かいて、そのために先生は黒板にも「○○ページを開く」と書いて伝えることもしているんだそう。
それを聞いてわたし自身ハッとしました。
思い当たることがちらほら・・。
「ただ勉強しなさいとやみくもに押し付けるのではなく、息子さんが自分の中に取り込みやすい方法を探しながらいろんな経験をさせてみてください」と。
その際に先生に言われた大事な注意点がこちら。
インプットさせたら必ずアウトプットさせることを意識すること
アウトプットすることを忘れずに実践したこと3つ、以下でくわしくお話しします。
いろいろな経験をさせる
小さなことでいいので普段からいろんなことに手を出させることで、
勉強だけでは養えない経験を積み重ねていくことが大事です。
生活の雑用を息子にまかせる
男女の差があるのか娘はお手伝いを率先してやってくれます。
そのあいだ息子は大好きな車のおもちゃで遊び続けるだけ。
これがダメだった・・。
娘の方が要領もいいので、ついつい娘優先で頼んでしまうわたしにも責任がありますね。
「新しいタオルを用意してタオル掛けに折りたたんでかける」
こんな簡単なことも息子は恐ろしく時間がかかりました。
そして言葉で説明してもできない。
言葉がただ耳を通過するだけ笑
雑用を頼むときは面倒でも見本を1回見せるようにすることも大切。
「こんなこともできないの?!」
ではなく
子どもに分かりやすく説明してあげることがポイントです。
野外で経験をさせる
家の中だけでなく外に出ていろんな経験をさせてみましょう。
- 友だちと外で遊ぶ(ケンカ、けがも含め)
- アウトドアレジャーを楽しむ(キャンプ、魚釣り、水泳など)
- 学習塾以外の習い事
などなど。
なんでもいいのでありとあらゆる体験をさせる。
それがある時勉強と結びついて知識となって積もっていきます。
そのために我が家はオンラインでゲームはさせていません。
バーチャルではなく目で見て、触って、においをかいで、心身ともに痛い経験をしてほしいから、友だちとどんどん外遊びに行かせました。
体を使うアウトドアレジャーもおすすめ。
家族ではまっているキャンプでは薪割りや焚火、テント生活など自然の中で生きていく術が学べます。
会話する
会話は学んだ言葉をアウトプットさせる練習に最適。
しかし学校での出来事や友だちの話など、子どもが話してくれないというのもよく聞きます。
そんな時は次のことに注意してみてください。
話を聞く態度ができているか
親がしっかり聞く態度できていますか?
スマホみながら空返事なんかしてませんか??
偉そうに言ってますが
これ、わたしもやっちゃうんですよ笑
そんなことやって自分の時は「話聞いてんの?!」と言ってしまう・・
気をつけないといけませんね。
食事中はぜひテレビを消して子どもたちの話を興味深く、大げさに相槌をうちながら聞いてみてください。
大人が聞く体制になっているのが伝われば、子どもから話してくれるようになりますよ。
いろんな年齢層の人と会話する
一番身近で話しやすいのは学校や習い事の先生。
おじいちゃん、おばあちゃんや、友だちのパパママ。
お店の人や美容師さんなんかもいいですね。
友だちとは会話内容も違うし、使う言葉も選ばなくてはならないと考えるきっかけに。
コミュニケーション能力をつけることにもつながりますね。
勉強習慣を身につける
中学に入ると定期テスト以外にも模試や英検、漢検などの検定類など自分で勉強を進めなくてはなりません。
さらに運動部に入った場合は帰宅も遅く、疲れで睡魔との闘い。。
テスト前でも試合があったりするのでテストまでの緻密な学習計画が必要です。
その計画をこなすのに必要なことは
小学校時代に勉強習慣を身につけておく、これ一択です。
続けられそうな教材をみつける
勉強習慣を身につけるためには子どもが毎日こなせる教材をみつけましょう。
我が家が選んだのはがんばる舎Gambaエース。授業で教わったことをアウトプットさせるのに最適教材です。
しかも国、算、英の3教科でたったの月額1090円。
子どもだけでなく親も続けやすい価格なのが嬉しいところ。
本屋さんでドリルを買い漁るより断然コスパいいです(*^^*)
プリント形式の教材で1日1枚授業の復習として毎朝のルーティーンに組み込みました。
親も勉強に参加する
「勉強しなさーい」って子どもに丸投げはNG。
自分の勉強に親も興味を持ってるんだと思わせることが大事なんですよね。
ちなみに、
上記のがんばる舎Gambaエースは親が丸付けしなくてはなりません。そのため勉強に関して自然と会話が生まれます。
答え合わせをしていると
「なんでこれまちがったの?!前もやったでしょ!!」なんてついつい言ってしまいがちですが、子どもにとってはこの言葉大ダメージ。
すぐ拗ねちゃいます(;^ω^)
我が子に勉強教えるのってむずかしいんですよねー・・
「ここ前と同じ間違え方してるから苦手なところなんだね。テスト前に分かってよかったじゃん」
なんとかポジティブな言い回しを探すのが一つ目の親の役割。
これができるようになったら子どもはどんどん勉強してくれるようになりますよ。
そして二つ目の役割は
「お母さん、ここがいまいちわからないんだけど○○君わかる??」
と聞いてみる。
すると得意げにつたない言葉を駆使しながら教えてくれます。
自分で分かったと思ったことを他人に教えることでアウトプットさせる。
この繰り返しが自信となり、勉強に対して苦手意識がなくなってきます。
「毎日勉強すれば分かるようになるんだ」という経験が勉強習慣につながるんですね。
まとめ
学力を伸ばすためにしたことは
- いろんな経験をさせる
- 会話をたくさんする
- 勉強習慣をつける
の3つです。
この3つのことを継続して行う上で大事なのは
インプットしたら必ずアウトプットさせること。
親が子どもに興味を持つこと。
勉強についていけるようになると授業にもやる気をもって参加でき、さらに点数という見える形で成果を得られるとモチベーションはどんどん上がっていきます。
小学校の6年間でぜひ学力の土台を作ってあげてくださいね。