今回は個人的な双子乳児期三大難関育児(授乳・入浴・寝かしつけ)の中の1つ。
「寝かしつけ」
について書いていきます。
- 夫は帰宅が遅く基本ワンオペ。
- 双子育児の合間に少しでも自分の時間が欲しい!
- だっこで二人寝かしつけはもう限界・・。
育児の環境は人それぞれ。
我が家も夫が夜勤の日もあるため、なにもかもひとりでこなさなければならない時が多々ありました。
そんな時ふたりの赤ちゃんをどうやって大人ひとりで寝かしつければよいのでしょうか。
この記事では実際に私が試して成功したテクニックをご紹介します。
双子が生まれたばかりの寝かしつけ
生まれたばかりのころ、病院では授乳中にすでに寝てしまいそのまま布団へという流れでした。
1か月後退院し実家に戻ってきました。
病院からは「双子のうちどちらかが寝ていても授乳時間をそろえるために起こして授乳するように」と言われていました。
なぜならそうしないと1日中授乳に追われることになり、他のことがなにもできなくなるから。
新生児のころはうまく飲むことができず、1人に授乳するだけでも時間がかかります。
やっと終わったと思ってももう1人授乳しなくてはなりません。
そして2人目が終わったころにまた1人目が泣き出すという無限ループに。
特に夜の授乳でそうなった場合お母さんの睡眠時間はとれなくなってしまいます。
しかし当時の私は
「無理やり起こすのなんてかわいそう。実家にいるあいだは人手もあるし、起きた子から授乳してあげよう」と思っていました。
ところがいざ始めてみると娘が授乳しても寝ず、布団におろすと途端に泣き出す、いわゆる背中スイッチが敏感な子だったのです。
娘を寝かしつけるために抱っこして揺れていると今度は先に寝ていた息子が起きだす。
私の母がミルクを息子に飲ませる。
その間に私が娘を布団に着地させられるかどうか・・。
この繰り返し。
夜なんかどうあやしても娘が寝ず、一晩中座椅子でだっこしながらウトウトしていたことも。
息子がまだすぐに寝付いてくれたのが救いでした。
授乳時間をそろえる必要性をひしひしと感じたのはこの時期でしたね。
6か月ころまでの寝かしつけ
実家から帰宅していよいよ本格的にお世話スタート。
この頃から授乳時間をそろえることに。
といっても義母が手伝いに来てくれたので昼間は手がありました。
そのためこの頃も抱っこで寝かしつけが定番のスタイル。
夜はシフトを考慮してもらい早く帰宅した夫と二人で双子を抱っこしながら寝かしつけ。
暗くした部屋で夫とふたり、赤ちゃんを抱きながらゆらゆら揺れる毎日。
相変わらず娘は背中スイッチが敏感で、布団に着地させるときには私も夫も息を止めて娘をおろしていました(笑)
夫も私も毎日の寝かしつけがストレスに・・。
また月齢が進むにつれて重くなる双子の体重が腕にのしかかり、さらには体力がついてきたのか抱っこして寝かしつけていてもなかなか二人とも寝つかなくなりました。
こちらの「早く寝てくれーーー!」という心の叫びが伝わるのでしょうか。
体力的にも精神的にも限界でした。
「ねんねトレーニング」をやってみよう
ねんねトレーニングとは?
どうにかして自分で寝付いてくれないものか・・と調べてみた結果「ねんトレ(ねんねトレーニング)」なるものに行きついた私。
「ねんトレ」とは特になにもしなくても赤ちゃんが自分で寝てくれるように訓練するというもの。
1日のルーティンを決め、それを毎日繰り返していくことで赤ちゃんに睡眠へ至るまでの道すじをつけてあげます。
起きている間しっかり遊んで体を疲れさせたり、起きているときに過ごす部屋と寝室を分けてあげたりする。
そうすることによって赤ちゃんが決まった時間になったら自然にねんねモードに入っていけるように刷り込むという方法です。
「そんなことができるの?」
半信半疑でしたが、寝かしつけの負担がなくなるのであればと思い、チャレンジしてみることにしました。
私が試した「ねんトレ」のやり方
「ねんトレ」を決意したのが8か月頃。
人ぞれぞれやり方に差があるそうですが私が行ったのが以下のことです。
- 起床、離乳食、お昼寝、入浴、就寝の時間を毎日同じ時間にする。
- お昼寝、就寝時はごきげんなうちに寝室につれていく。
- 布団に双子を並んで寝かし、自分はどちらか一方の端に寝て横向きになり二人を同時に見れるようにする。
- 部屋は昼間でもカーテンをして暗くする。
- 双子が泣いても抱き上げない。
- 自分も目をつぶってリラックスし、ひたすら無心で横たわる。
ポイントは特に❺。
ここでかわいそうと思って抱き上げてしまったら試合終了です。
「ねんトレ」はがまんくらべ
始めたばかりはとにかくずっと泣かれることを覚悟してください。
我が家も初日は寝室につれて行って布団においた瞬間から娘が泣き叫び、耐えられなくなった義母が抱っこしてしまい失敗。
なんとしても一人ねんねの習慣をつけたかったため、夫に事情を話し、夫が休みで義母の手伝いが休みの日に再チャレンジしようと決意しました。
ネントレはかわいそうっていうけどそうかなって話↓
「ねんトレ」試した結果は?
いよいよ私一人でのねんトレ再チャレンジ。
息子は泣きもせず入眠。娘はやはりギャン泣きでした。
夫にはどんなに時間がかかろうが私が出てくるまでは寝室には来ないでくれと伝えてあったので、私自身娘がどんなに泣いても変に余裕がありました。
無心で娘の隣に横たわり、根気よくトントンしているとだんだん泣き止み寝てくれました。
次の日はごきげんなうちに布団につれていき、ごろごろしながら静かに遊んでいると泣きもせずだんだん目が閉じていき入眠。
ねんトレ成功です。しかも2日で。
この後もその日によってうまくいかないこともありましたが、1日のスケジュールを徹底して守ることによって、夜の就寝も布団に置くと寝てくれるようになり負担がぐっと軽くなりました。
まだ小さいうちは途中で起きて泣くこともありますが、そのときも寝室にいって「いるよー」と声かけをしながらそばで横になっていると寝付いてくれるようになりました。
うまくいかないことだってある
ルーティンを守っていたのにうまく寝てくれない、公園から帰る途中のベビーカーで寝てしまった…なんて日もときにはあります。
そんな日はもうあきらめですね。
夜は眠い子どもたちとイライラする私でカオスです(笑)
赤ちゃんもロボットではないのでその日の体調や予定によってすぐに寝てくれない日もあります。
さらに月齢がすすむにつれ体力もついてきて、お昼寝の回数や時間も減ってきます。
ねんねのサポートをしてくれるものがおしゃぶりだったり、お気に入りのタオルだったり、そういったものも人それぞれ。
必ずしもこうじゃなきゃダメということはありません。
赤ちゃんやお世話をする人が一番いいと思える方法をいろいろ試してみてくださいね。
「ねんトレ」をしてよかったこと
「ねんトレ」をしてみてよかったことは、自分の時間がうまれ心に余裕ができたこと。
四六時中赤ちゃんのお世話に明け暮れているママさん、パパさんたちにとって好きなものを落ち着いて食べたり、テレビを見ながらゆっくりしたり・・
そんな何気ない息抜きの時間がなにより貴重ですよね。
また抱っこで寝かしつけていたころより、長く寝てくれるようになったことも驚きでした。
かつての私のように
「抱っこで寝かしつけてあげた方が愛情が伝わるんじゃ…」
なんて考える必要は全くありません!
あんなに敏感だった娘も数か月後、「眠いから寝る」と自分でベビーカーのほろを下げて寝る子になりました笑
「寝かしつけ」に悩んでる方はぜひ試してみてくださいね。