ブログネタを探しているときにとある掲示板でみつけた投稿。
双子のママって育児が大変とか、双子かわいいでしょアピールがうざい
おそろいの服着させて、ママもおしゃれしてて勝ち組感が強い
要約するとこんな感じでした。
うーん、双子の親をやってきた身としては聞き捨てならないですね。
現在進行形で小さな双子を育児中だったとしたら猛反発してたかな笑
「双子を育てたことない人に言われたくないし！！」って。
でもなんとなくそういう単純な話ではないような気も。
本記事では双子の親歴もうすぐ15年のわたしがこの投稿をみて思うことをつらつら書いてみようと思います。
もしかしたら不快に思われる方もいるかもしれませんね。
そのような方は途中で離脱されても良いと思います(^^)
双子の親ってうざいへの回答
まずは投稿に寄せられていた双子の親のこういうところがウザいについてわたしなりの回答を。
双子育児の大変アピールについて
新生児から授乳期までの双子育児はたしかに大変でした。
生まれたばかりの赤ちゃんを2人以上同時にお世話したことがない人には正直分からない世界だと思います。
でもそれを自分からアピールする双子ママさんはわたしのまわりにはいないですね。
逆に幼稚園から小学校までは「うち双子です」と自己紹介するたび
「双子大変でしょう・・」
と他のママさんの方から言われることが多かったかな。
初対面のママさんたちとの会話ネタとしていい取っ掛かりとなっていたような気がします。
授乳期を過ぎてしまえばスケジュールも一緒だし、同じレベルのお世話をすればいいのでそこまで大変ではなくなります。
このころになるともっと大人数のお子さんたちを育児されているママさんからみたら「ふたりなんてまだまだ全然」と思われるかも。
でも！
新生児期はマジで大変です。
これはゆずれません笑
おそろいの服について
これは着させてましたね。
いや、でもこれは双子を授かったらみんなやると思います。
でもね、
うちは男女なので色違いの服を着させることが多かったですが、同性の双子ちゃんはおそろいがかわいいって理由だけじゃないと思いますよ。
とくに女の子は。
そう、同じじゃないとけんかになるんです。
あっちがいい、こっちがいいなんて始まると収集がつかないですから。
平等、時間短縮の意味でおそろいを着させてるという意味もあると思いますね。
ママのおしゃれについて
これは・・どうかなぁ笑
双子にかぎらずだと思うんですけど。
ていうか、今の若いママさんたちみんなおしゃれで、きれいにしてますよね。
小さい子どものお世話して自分の身支度もきれいにされていて、
素直に尊敬します。
そんなことを考えながら自分はどうだったかなと思い出してみると、確かに今より身なりに気をつかってたかな笑
いわゆる「映え」なんて言葉なかった時代なんですが、
「双子育児ってやっぱり壮絶なのねぇ・・」
なんて思われるのがなんとなく悔しくてがんばって小奇麗にしていたのを思い出しました。
逆に双子ママは壮絶っぽくしてた方がいいってことなのかな笑
双子の親うざいと思う原因(推測)
いったい双子の親ウザいと投稿した人はなにが原因でそう思ったのでしょうか。
ここからはわたしの勝手な推測になります。
双子は目につく
実際増えてきているとは言えやっぱり双子って目につきますよね。
特に横並びのベビーカーはインパクト大。
なんとなくものめずらしくて注目されがちだと思うんですがそれがウザくみえてしまうのかな。
双子大変アピールの件もそうですが、双子ってことで特別視されやがって・・みたいな感じでしょうか。
SNSなんかでも育児アカの中でもちょっと差別化されますもんね。
インスタやYoutubeではたしかにネタにしやすいかもしれません。
このブログも双子の話題がメインですしね笑
双子に対する他人からの注目度(それが勝ち組って意味なのか)への嫉妬やイラつきみたいなものだったのでしょうか。
自分が一番大変って思いがち
たとえば毎日の育児で悩み、疲れ果てているときにSNSのキラキラ投稿を目にしてしまったらどうでしょうか。
たとえその撮影のためだけに作られたものだったとしても、自分より育児も何もかもうまくいってそうと考えて落ち込んでしまう。
そんな背景もあったかもしれません。
育児だけにかぎらず、なにか心配事があったり体調が悪かったりするときなど、自分以外の街を歩くすべての人が幸せそうにみえるときありませんか？
わたしはありますよ笑
もしかしたらそんなメンタルのとき「ウザい」と思ってしまうこともあるかも。
うざいと思う本心はなに？
子育ての仕方はいろんな考えがあります。
家庭環境や育児論もちがいますよね。
ただよそはよそ、うちはうちとはいうものの他の家庭で育った子をみるとつい
「こんな子になってほしい」
「あんな子にはなってほしくない」
なんてくらべてしまったり。
そんなことありませんか？
他人にみえる部分というのはごく一部で、
いろんな背景や試行錯誤の上に成り立っているわけなんですけど、
そのごく一部だけをみて一喜一憂してしまう。
「うざい」と思った理由。
それが「実はうらやましい」という嫉妬からきているのか。
それともほんとに嫌だなと感じたことなのか。
双子の親だからそう思うのか。
それともそう思った相手がたまたま双子の親だったのか。
この投稿の本心が気になるところですが、これ以上はもうわかりませんね。
あともひとつ子どもたちが中学生になった今思うことは
「ひとのことは変えられない」ということです。
同じ時間に生まれて、
同じように育ててきたのに性格は真逆な我が家の子どもたち。
ゼロから同じ環境で同じものを食べて同じ時間を過ごしても
生まれもった性格は変えられなかったという、
いわば証明ですね。
つまるところ
それを他人に求めても所詮無理ってことなんです。
育った環境がちがう人は考え方も行動もちがう。
ウザいと思っても相手をウザくないようにすることはできないんです。
じゃあどうすればいいのか。
それは視界に入れないってことです。
これ一択。
そんな他人のことはほっといて自分のために時間とエネルギーを使いましょうよ。
若い頃は他人のことが気になってしょうがなかったわたしも
歳をとったらこんな風に考えるようになりました。
老い先短いから？？笑
時間は有限です。
それなのにわざわざ嫌なことを考えてイライラするのはもったいないですよね。
まとめ
2人乗りベビーカーやおそろいの服など、双子育児になくてはならない道具だったり、育児を楽しめるものを否定される筋合いはもちろんありません。
だってそれは形は違えど双子に限ることではないですから。
単胎児、多胎児、年子、大人数兄弟、それぞれの育児論があって比べるものではないと思います。
そこに私情をはさんで争うことは時間の無駄です。
自分の大切な時間をわざわざウザいという感情で消費してしまうのはもったいないから。
ちなみに子どもたちが小さいころ「かわいい時期はあっという間だよ。育児楽しんでね」という先輩たちの声をウザいと思ってたわたしですが、
ほんとにそのとおりだったな
と今は切に感じています笑
