幼稚園や保育園、学校行事の中で一番盛り上がるといってもいい運動会。
運動会が近づいてくると子どもたちも日ごろの練習の成果をみせたくてそわそわしていたものです。
パパさんママさんたちだけでなくジジババもとても楽しみですよね。
一方で双子を育てる親にとっては頭を悩ませるイベントの1つといっても過言ではありません。
それは双子を同時に撮影しなくてはならないからです。
この記事では双子の運動会を撮影するために我が家が実践した方法をご紹介します。
運動会シーズンに向けてぜひ参考にしてみてください。
運動会前日までにやること
出場する競技の把握
プログラムが配布されたら子どもたちがどの競技に出るのか確認しましょう。
徒競走やダンス、その他の学年競技が何番目に行われるのかチェックします。
競技自体に特別な名前がついていてプログラムを見ただけではわかりにくいものもあります。
子どもたちに聞いておくといいですね。
また入場行進や体操、応援合戦など、競技開始前にも子どもたちが活躍することもあるので、会場に行く時間も確認しておきましょう。
徒競走
スタートとゴールの場所の確認
意外と忘れがちなのがこれ。
学年によって走る距離が違うので、スタートやゴールの場所がそのたびに変わることがあるので子どもに聞いておくことをおすすめします。
またゴール付近は大変人気の撮影エリアです。
いい場所が取れなかったなんてことがないようひとつ前のプログラムから近くにスタンバイしましょう。
何レースに走るのか
これは必ず子どもたちに確認しておきましょう。
うちの子どもたちが通っていた小学校は、徒競走で何レースの何コース、そのとき着るビブスの色が何色の何番かを子どもたちに自分で書かせたものを事前にお便りでくれました。
正直これがないと自分の子どもがいつ走るのか分からなかったと思います。
さらにご近所内の子どもたちの徒競走情報をまとめてくれた方も。
それをラインで共有し、ご近所の親御さんたちがいろんな場所で撮影してくれました。
これは入学したばかりで勝手が分からなかったときにとても助かった方法です。
ご近所ではなくても、お友達同士でやってもよさそうですね。
ダンス、その他学年競技
立ち位置の確認
ダンスやその他の学年競技はそれぞれ子どもたちがどこに立って行うのかがとても重要です。
特にダンスは途中で隊形が変わることもあります。
ソロでおどったりする場合もあるでしょう。
最初はどこにいて隊形が変わったらどこに移動するのか、最後はどこに行くのか細かいチェックが大切です。
高学年だったらうまく言葉で説明することもできると思いますが、低学年のうちはなかなか思うように説明できません。
そんなときは校庭にある遊具や、建物(サッカーゴール、体育館、飼育小屋など)のどこの近くでおどるのかを聞いておくと子どもも説明しやすいと思います。
事前に校庭の略図をかいて、双子がどこのポジションでおどるのか違う色のペンで書きこんでおくと分かりやすいですよ。
衣装や小道具の色の確認
クラスで衣装や小道具の色が違うということもあります。
Tシャツ全員黒ではちまきや手に持つポンポンがクラスカラーなんてことも。
事前に何色か聞いてそれを目安に探すこともできると思います。
親子競技
幼稚園や保育園だと親子で参加する競技もあるでしょう。
うちの幼稚園は男女で競技がちがったため、夫と分担して出ました。
しかし競技によっては2人同時に出なくてはならないものもあると思います。
保護者が2人いけるなら問題ありませんが、1人の場合先生やお友達の親御さんに助っ人をたのむのか確認しておくといいですね。
子どもたちそれぞれに撮ってほしい場面をきいておく
「この競技のここをがんばったから見てほしい!」というのが子どもたちそれぞれあると思います。
また、先生の粋な計らいで双子同士で競技するということも・・。
我が家は小2の運動会で徒競走が2人一緒のレースでした。
男女なので2人が一緒に走ったのは低学年最後のこの運動会のみだったので、ビデオにおさめられたのはいい思い出です。
運動会当日
運動会当日は朝早くから場所取りをされるご家庭も多いと思います。
しかし双子を撮影する場合、場所取りをした席からの撮影は不可能です。
とにかく校庭全体を動き回ることを覚悟してください。
前日までにリサーチした情報をもとにいよいよ撮影していきます。
保護者(撮影者)が2人以上いる場合は分担制がおすすめ
ビデオとカメラ、もしくはスマホ撮影と分担して撮ることができます。
それぞれ得意な方を担当するとよいでしょう。
競技が始まる前に双子の位置を確認し、ちがう角度から撮影開始。
我が家は娘には大きな髪かざりをつけたり、息子の靴やくつ下は派手な色にしたり、夫がすぐにみつけやすいようにしていました。
双子を見失った!そんな時は
ダンスの演目を撮影していて見失いがちなのは隊形が変わるとき。
目安となるのはクラスカラーのアイテムや子どもにつけた髪かざりや靴下などの目印ですが、それでもどこにいるか分からない!
そんなときは学年全体を端から端まで撮影しましょう。
親にしてみるとついつい自分の子どもを撮りたい一心で撮影してしまいますよね。
しかし子どもたちはクラスメイトの頑張ってる姿をリアルタイムでみることができません。あとで見返したときにとても盛り上がりますよ。
あいつあんなに一生懸命おどってたのかぁって思ったよ。
きっと大人になって見返すときも懐かしく思い出すことができるにちがいありません。
双子にしか撮れない写真がある
競技が終わったあとの充実した表情を2人で一緒にとれるのは双子の特権です。
座席にもどってくるところをつかまえて2人並ばせてカメラにおさめていました。
ダンスなどでおそろいの衣装を色ちがいで着てるところを撮影できるのも双子ならではです。
我が家でも年賀状の画像に使ったりしていました。
2人で写真を撮っていると、それぞれのクラスの子たちも入ってきていい写真が撮れますよ。
あえて撮影しないで楽しむのもあり
我が家も1度だけ雨天が続き、平日開催となった運動会の年があり、夫が仕事のため私1人で応援しに行きました。
お客さんが全体的に少なくて撮影がしやすい状態で、1人でも充分撮影できたと思います。
しかし私はあえて子どもたちが撮ってほしいといった競技以外撮影しませんでした。
肉眼でみて声を出して応援する運動会は初めてでした。
レンズ越しにみる運動会よりも目の前を砂ぼこりをあげながら走る子どもたちはとても迫力があって、いまでも鮮明におぼえています。
撮影に気を取られて子どもたちを応援することがおろそかになってしまうことより、開き直って運動会を楽しむこともありだと思います。
まとめ
運動会は年に1回の大イベント。
事前にリサーチしておくことで効率よく撮影できれば、双子のがんばっている姿を沢山カメラにおさめることができると思います。
双子を平等に撮影するのは大変ですが、それもふまえて家族全員のいい思い出になってくれるといいですね。