ごはんの前にご飯を食べる息子(中2)をみて、離乳食のころを懐かしく思うおもちです。
我が家の子どもたちが離乳食を開始したのが5か月の終わりころ。
その時ふと浮かんだ疑問。
双子をもつママさん、パパさんなら誰しも頭に浮かぶことではないでしょうか。
「2人同時にごはんあげるとき、同じスプーン使っていいの??」
そんな疑問を持ちながら離乳食を始めようとしている方はぜひ最後まで読んでみてくださいね。
- スプーンは共有してもいい?
- スプーンを共有しないことは可能か
- スプーンを共有すると虫歯や病気になるの?
スプーンは共有してもいいのか
お医者さんに聞いたり育児書などに書かれていることは、それぞれ別の食器やスプーンを使いましょうということ。
感染症予防や虫歯予防などの衛生的観点からすると当たり前ですよね。
しかし実際の双子ワンオペ離乳食現場では机上の理論は通用しないことが多々あります。
お腹がすいたり眠くなってグズグズする双子の要求にすばやく対応しなくてはなりません。
スプーンの共有はありなのかというより、せざるを得ない事態に陥るといった方がいいかもしれません。
実際は双子ちゃんのお世話をする人の判断にゆだねられることになるでしょう。
我が家の離乳食スプーン事情
最初は2本のスプーンにしたかった
初めての育児で双子だった私。
マニュアル(育児書)を頼りに育児をしていたため「スプーンは虫歯や病気予防のため分けましょう」と書いてあったのでその通りにしなきゃいけないと思っていました。
そのため離乳食用の食器もスプーンも2人分用意していました。
離乳食を開始した日、まずはひと口から始めましょうということだったので、1つの容器に十分粥を入れてスプーンだけ2本用意しました。
たったひと口あげただけですが、別々のスプーンであげることを断念しました(笑)
ここで痛恨のミスが判明。
2人とも同じデザインで同じ色のスプーンを購入してしまったのです。
もうね、どっちが使ったスプーンか分からなくなりました…。
離乳食を自分で食べられるようになったとき用のスプーン&フォークは色違いで購入したのですが、大人が上げるとき用のスプーンに関してはそこまで考えが及びませんでした。
幅の違うスプーンセット。メニューに合わせて使えます↓↓
スプーンを分けることが無理な理由
食べる量が増えて、お粥だけではなくおかずも増やしていくとスプーンを分けるのはさらに難しくなります。
大人がもう1人いて赤ちゃんたちそれぞれに離乳食をあげることができるならもちろん可能ですが、ワンオペだと厳しいのが現実。
とにかくふたりの赤ちゃんにせがまれて時間勝負になるため、スプーンを入れ替えているのがもどかしくなります。
まるでエサを待つ小鳥たちの口に順番に食べ物を運んでいる親鳥の気分(笑)
また離乳食のあとにお昼寝のスケジュールを組んでいる場合、赤ちゃんたちも食べながらウトウト・・なんてことも。
双子のワンオペ離乳食現場では衛生面より効率の良さが優先されましたね。
病気や虫歯の心配は?
病気はうつるのか
症状が出ていればスプーンを分けることもできると思いますが、まだ症状が出ていない状態でも病気はうつることもあるのでスプーンを共有していたらそのリスクはあがります。
ただ自分でスプーンを持って食べられるようになってスプーンを分けても普通に病気はうつりました。
一緒の部屋で生活していて、一緒の部屋で寝ているので当たり前ですよね。
さらに食器やスプーンを分けたとしてもおもちゃなどは必然的に共有になるため、1人が口に入れたおもちゃをもう1人も口に入れてしまうこともザラです。
病気がうつることに関してはスプーン共有だけが原因とはなりにくいのでそのことだけを特に意識しすぎることもないのではないかと思います。
自分で食べられるようになったら色違いでも↓↓
虫歯はうつるのか
親子間の食器共有などにより大人の唾液の中にいる虫歯菌が子どもにうつり、虫歯の原因になるという話を聞いたことがある方も多いんじゃないでしょうか。
ところが最近になって日本口腔衛生学会よりこのような発表がされました。
最近の研究で、生後 4 か月に母親の口腔細菌が子どもに伝播していることが確認されています。食
日本口腔衛生学会「乳幼児期における親との食器共有について」より引用
器の共有は離乳食開始時期の生後 5~6 か月頃から始まりますが、それ以前から親から子どもに口腔細菌
は感染しているのです。日々の親子のスキンシップを通して子どもは親の唾液に接触しますので、食器の
共有を避けるなどの方法で口腔細菌の感染を防ぐことを気にしすぎる必要はありません。
これは親子間の食器共有に関して書かれていますが、子ども同士にもあてはまることですね。
簡単に言うと「食器を共有しにように気を付けても虫歯予防にはならないよ」ということ。
つまりスプーン共有が虫歯の直接的な原因にはなりにくいということです。
うちの子どもたちは中学生になった今でも虫歯はありません。
子どもたちが小さなころから甘いジュースやお菓子はなるべく避けてきたから。
特にジュースは誕生日やクリスマスといった特別な日や、ジジババやお友達の家で出されたとき以外は与えませんでした。
日本口腔衛生学会の資料には
- 砂糖の摂取を控える
- 親が毎日仕上げ磨きをする
- フッ素入り歯磨き粉などの活用
が虫歯予防に効果があると紹介されています。
ジュースは健康な歯の大敵です。
日常的に与えてしまうと癖になってしまうのでほどほどにしましょう。
またジュースを飲んだ後はお水をあげて口の中を流しておくことも忘れずに。
まとめ
いかがでしたか?
1つのスプーンでごはんを分け合っていた我が家の双子も、成長期の今では競争しておかずを取り合うようになりました。
育児に関しては周りからみると些細なことでも、自分にとっては大きな悩みだったり、不安なことだったりすることが多いと思います。
子どもたちが大きくなったらそんなことも笑い話になるものです。
ちなみに離乳食で使っていたスプーンがお気に入りの我が家の双子。
いまだにデザートスプーンとして使ってます(笑)