「名前をよばれて返事できるかな?」
「先生のいうことをちゃんと聞ける?」
「文字が少しでも読めた方がいいのかな?」
入園前は心配事が尽きないですよね
3歳で幼稚園に通うことにした我が家の子どもたち。
入園前プレ保育に通ってたこともあり、周りの子たちの発達の早さに焦りを感じたものでした。
でもそんなことは入園したら少しずつできるようになるもの。
心配いりません。
それよりも双子であるがゆえに身につけておいたほうがいいことがあります。
以下3点です。
自分の足で歩くこと
自分の身を守ること
同じ歳の子ども2人に大人1人では手が足りない、危険を防いであげられないということもあるでしょう。
「自分でなんとかしなくてはならない」
ということが小さいうちから多々あるのが双子の宿命です。
そのために3歳くらいをめどに双子にしつけを始めたい3つのことについて解説します。
双子育児歴14年のおもちです。比較的協力的な夫とのツーオペ育児で感じたこと、双子育児を通して学んだことをかいてます。まだ育児の途中ですが双子育児のノウハウを公開中!
双子にしつけたいこと 自分の身支度をすること
入園すると2人分の身支度で朝の時間がおそろしく忙しくなります。
自分の身支度をちょっとでもやってくれるようになると親も助かりますよね。
2~3歳ころになると言葉も増え、ふだんの生活をまねたおままごと遊びや、手先を上手に使って遊ぶこともできるようになります。
大人の真似をして自分の身のまわりのことをやってみたがるようになるのもこの頃。
この好奇心を利用して少しずつ入園に向けて身支度の練習をはじめてみましょう。
おでかけする前の手順をおぼえさせる
①歯磨き、顔を洗う
②着替え
③おもちゃのかたづけ
④トイレ
まずはいつも同じ順序で出かけるための準備をしていきます。
家庭によって順番ややることは異なると思いますが、我が家のおでかけ前ルーティーンはこんなかんじ。
「はみがきするよー」「きがえるよー」「おもちゃかたづけるよー」
と声をかけながらすすめましょう。
最初はぜんぜんできませんがなるべく親は手助けというポジションでいることがポイント。
そしてたとえズボンが途中までしか上がってなくても、かたづけが子どもたちだけで終わらなかったとしても、おおげさに褒めてあげることがポイント。
ボタンをかける練習
幼稚園だと制服を着て登園しますよね。
ボタンをかけることも少しずつ練習してみましょう。
小さな指でボタンをかけることはかなり難しいので大人も子どもも根気がいる作業です。
ボタンかけの練習ポイントはこちら↓
- 大き目のボタンから練習してみる
- パジャマなどやわらかい布地のものだとやりやすい
- ボタンホールの途中まで大人がいれてあげてボタンをひっぱることから始めてみる
- 夜寝る前など大人が時間と気持ちに余裕があるときにする
うちの子どもたちは娘の方が最初から上手にでき、息子の方が苦戦しました。
うまくできないと泣いて怒ることもしばしば。
そんなときは無理させず親がやってあげてもOK。
ハードルを下げてできそうなところからトライさせてみるのもありです。
朝起きたら突然できるようになっていたなんてこともあるので気長にやりましょう。
双子にしつけたいこと 自分の足で歩くこと
子乗せ自転車問題
子どもたちが通っていた幼稚園では基本的に自転車か徒歩での登園でした。
駐車場はありますが何台も停められません。
うちは普段の登園は園バスを利用していましたが、遠足や運動会などのイベント時はバスの送迎はなし。
しかも数少ない駐車場の利用は未就園児がいる家庭のみに限られます。
そこで他の家庭は子乗せ自転車での送迎となるのですが
双子家庭はここで問題発生。
双子の場合3年間の園生活でふたり一緒に子乗せ自転車に乗せられる期間がごくわずかなんですよね。
自転車もダメ、車もダメとなったら歩くしかありません。
このことを見据えて普段から歩く訓練をしておくことが大切です。
歩くことを生活に取り入れる
子どもたちの安全を考えて休日など大人の手があるときに短い距離から歩くことをはじめてみると良いと思います。
外遊びに連れ出すことに慣れている場合は、普段ベビーカーや自転車で出かけているスーパーや公園などの近場に歩いていってみるのもいいかもしれませんね。
大人の立場からかんがえると車や自転車移動など楽な方にいきがち。
しかし小さいころから歩くことに慣れておくと小学校や中学校に入ってからも大いに役立ちます。
大きくなっても親が送迎してくれないと習い事も行かないなんて子もみかけます。
「自分の足で歩いて目的とする場所に行く」
自立をうながしていく最初の1歩かもしれませんね。
双子にしつけたいこと 自分の身を守ること
双子のしつけの中でこれが一番大事だと思います。
ひとりの世話に気を取られている間、もうひとりは野放し状態ということも。
外遊びに自分自身が慣れていない頃は双子を死なせないために必死でした。
ここでも大事なのはしつこく繰り返して習慣づけること。
我が家流のやり方をご紹介します。
止まらなければいけない合言葉を決める
いかに安全な公園をみつけても100%安全とは言い切れません。
じっと動かないで遊ぶ娘とちょろちょろ動きまわる息子。
これがふたりとも動き回るタイプの双子だったら体力がいくらあっても足りませんね。
双子を外遊びにつれていく方法はこちら↓↓
一瞬の間に走り出す息子を追いかけたいけど娘を置いていけない!
そんなとき私がとっていた行動。
「もっちゃーん!、ストップ!!!」
と大声で叫ぶこと。
もう恥ずかしいとか言ってられません笑
この「ストップ!!」という言葉、
家の中でもくりかえし使っていました。
それでもやめない場合は子どものところまで行って手をにぎってとめながら
「ストップ」ともう一度くりかえします。
「やめなければいけない、止まらなければいけない」
という合言葉を決めておく
何度もくりかえして教える
我が家の場合は「ストップ」でしたが
合言葉はとっさのときにすぐ叫ぶことができる言葉ならなんでもいいと思います。
小さなころから刷り込んで息子もなんとか止まってくれることが増えました。
止まってくれたら
「止まってくれてありがとう。お母さんほっとしたよ・・」
と声をかけてあげるとなおいいですね。
事故を他人事で教えない
道路に飛び出すと車とぶつかることがあるということを教えようとするときどうしていますか?
事故防止の動画をみせたり、おもちゃの車と人形をつかって再現したりしても子どもの反応はいまいちわかっているのかどうか・・。
うちの子どもたちが一番食いついたのは
知っている人を例にあげて説明すること
ママやパパがこどものころのことでもいいですし、現在の話で車を運転していてヒヤリとした話でもいいです。
よく遊ぶお友達が危ない目にあった話なんかも効果的。
なければ一番身近なママを主人公にした創作でもいいと思います。
自分に近い人の話でどんなに怖かったか聞かせることによって他人事ではなく自分にとっても遠くない話なんだと感じるのでしょうか。
真剣な顔で聞いていたので記憶に残ってくれると思います。
ちなみにこの方法は中学生になった今でもよく使います笑
子どもは1つのことに集中してしまうと他のことが目に入らなくなります。
ボールや虫などを追いかけて道路に飛び出してしまうという事故も多いと聞きますよね。
事故防止の話は大きくなっても常にしつこく伝えていくべきです。
まとめ
幼稚園入園を機に外の世界に出ていく双子にしつけたいことをご紹介しました。
自分の足で歩くこと
自分の身を守ること
これを身につけるにはとにかく繰り返して覚えさせることが大事です。
身についたことは大きくなっても必ず子どもたちの役にたってくれますよ。